2010年12月9日木曜日

忘れられぬひと

その人とはまともに話をした覚えがない

臨時講師として 何度か授業を受けたり

校内のプレゼンの審査員として 意見をもらったり

グループ展をしたとき 足を運んでくれたり

その数少ない接触でその人は私に忘れられない言葉

忘れられない時間をくれた

もう3、4年たった今でも 制作や展示に望むとき

どうしても怖じ気づいてしまったり

不安に駆られたり迷いが生じてしまう

そんなときは決まってその人からもらった言葉を思い出す。

ただ一言だけ「遠慮すんなよ」って書きなぐった文字。

未熟な私の絵と展示と私自身に

背中押してくれるような あたたかい言葉だった。

その人に半径1メートルでも近づけば電流が流れるように

ビリビリと熱を感じていました。そんな人いないです。

その人の前になると一瞬でドMになりさがりました。

「圧倒的」そんな言葉が当てはまるよ。

存在感と影響力が圧倒的でした 二十歳そこらの私には

刺激的すぎました。でも憧れていましたし救われていました。

また会えるのだろうか 会えるとしたら どんなタイミングだろう

そんなこと考えていたら 前向きにすっと背筋が伸びる思いだ

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