「わたしが死んで骨になったらその灰を海にまいてほしい」と母はいう。
母とは日常の中でよく死について話す。
わたしが死んだら~ と
小さいころからなぜか私に話しかける母
とても感受性の豊かな子どもだったので
そういわれるたび、頭の中で母が死んだときのことを想像してしまい
自分の部屋に戻って泣きじゃくっていた。夜中も思い出して泣きじゃくる。
母は知らないだろうね・・
灰は故郷のお墓に。この世からいなくなった家族と再会できる。
そして海へ。広い大きな海の一部として消えるなんて・・うまくイメージできない。
やさしくて明るい声、肉体はなくなるんだ。
精神はなくならないんだ、きっと。そんなことは少しイメージできる。
精神は私が守っていくもの、もらったものはこのからだに神経、細胞にきっと浸み込んでいる。
母とのことだけじゃない、出会ったもの、すべてじゃないかもしれないけれど
受け止める、そして与える人間でありたい。そうありたい気持ちはとても強く。
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