2011年12月12日月曜日

肉体が朽ち果て灰となったあとの話

「わたしが死んで骨になったらその灰を海にまいてほしい」と母はいう。

母とは日常の中でよく死について話す。

わたしが死んだら~ と

小さいころからなぜか私に話しかける母

とても感受性の豊かな子どもだったので

そういわれるたび、頭の中で母が死んだときのことを想像してしまい

自分の部屋に戻って泣きじゃくっていた。夜中も思い出して泣きじゃくる。

母は知らないだろうね・・

灰は故郷のお墓に。この世からいなくなった家族と再会できる。
そして海へ。広い大きな海の一部として消えるなんて・・うまくイメージできない。

やさしくて明るい声、肉体はなくなるんだ。

精神はなくならないんだ、きっと。そんなことは少しイメージできる。

精神は私が守っていくもの、もらったものはこのからだに神経、細胞にきっと浸み込んでいる。

母とのことだけじゃない、出会ったもの、すべてじゃないかもしれないけれど

受け止める、そして与える人間でありたい。そうありたい気持ちはとても強く。

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