帰り道、きょうも月がきれいだった。
月を目指すように自転車を走らせて。
小さいころから誰かに守られて育ち。
いつも兄たちの後ろについて行動する。
人前に出ることが大嫌いでやたら泣いてばかりいた。
幼稚園にあがっても控えめ。
そんな私が日の目に当たる。幼稚園の劇でかぐや姫の役が回ってきた。
理由はたった一人主役だったり目立つ役をしたことがなかったから…
役の中だったけど、何人もの男に求愛されるモテモテのかぐや姫。
そんな男たちを振り切って自分のすんでいた月へ帰ってゆく。
罪な女を演じきりました。寝言で台詞を言うくらいまじめにしたよ。
小さい私がいとおしいなー きれいな月で思い出した。
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