2015年8月2日日曜日

先月29(ニク)の日に29歳になりました。
大阪の空気を吸って、北九州に帰り
仕事が待っていた、慌ただしく過ごした。
両親のさりげない愛を感じて、感謝の気持ちを
改めて持ちました。ああろくでなしな娘で
いまだに迷惑かけてばかり…。家族、愛してる。

5月、7月の展示などを通して吸収したものを
これから具体的にどうすればいいのか
どう変わっていかなければいけないのか
曖昧すぎる自身の気持ちや現状を目の当たりにして
不透明な不安に焦りを感じました。
まあ、いつものことなんですけれど…
かたちにしたいという気持ちは強くなりました。

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足を止めて、ぼーっとする時間
散らかった予定や気持ちを整理整頓する時間

そんな時間がないと空気のように漂って
いつも日々を過ごしてしまい
あとあと小さく後悔する性格

自分で枠を決めて動くのが合っている。
なにも決めないとせき止めることができない
だだ漏れになってしまう持ち前のだらし無さ。

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嫌だなと思う空間に身を置く状況にいれば
反動で殻にこもり自分が最近みた綺麗な景色
好きな人との会話を延々思い出し余韻にしたり
気づくと眠っていることがしばしば

小さな子どもに戻ってきたみたい。
体全体で感じる肌感にとても敏感。
嫌なものはいや、すきなものはとことん好き
意思表示をしだした赤ん坊をみて思う。

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旅にでるとその街の本屋へいき
そのときの気持ちにぴたりとはまる本を探し
あたらしい本を読むのが定番になっている
自分の些細な要求に従えば
選んだ本にハズレはない。

私は高校生まで本を読まなかった。
もともと活字が苦手で国語のテストなど
問題の文字が頭に入ってこないから毎回手に汗握っていた。

専門学生になって、通学時間に文庫本を買ってみた
クーネルに寄稿していた川上弘美さんという有名な作家の名前を覚えた。
彼女の本をみつけぱらぱらめくると不思議とすーっと活字ではなく
物語が情景が自然に浮かびあがってきて嬉しかった。
最初に読んで、今でも一番好きかもしれない本が
「センセイの鞄」
その本がいかに好きか、いつでも語れそう
私の理想がすべてつまっているような世界観だった。
特別なことなど起きなくてもいい、
ただ愛しいひとと同じ時間軸をもつひとと
美味しいお酒とご飯をいただける幸せがあったらいいな。

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色のない世界にいると、日本舞踊のお稽古の時間が
より輝いてみえる。
綺麗なものに触れたい。
お稽古もデッサンと同じ、やったぶんだけ上手になるのだと
がんばる。
がんばって目指した先の景色をみたい。

色んな分野、出来ごと、未熟なまま同時に走り出した。
それでもいいんじゃないかと
すべて繋がっているから安心してゆっくり
自分の足や感覚を信じていこう。

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歳を重ね、新たなひとつの心がけ
これからは、言葉足らずで消極的なところ改善したい
人やその人たちが生み出したものに対して持っている
敬意をもっと態度や言葉で表せるようになる。









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