2008年10月31日金曜日

ここにあるもの

絵を描いていると気持ちが落ち込む事があります。
幼い子どものように声を上げて泣きたくなる事もあります。
かと思うとあっけらかんと無邪気になり笑いながら筆を躍らせたり遊んでみたり。
何が起こった訳でもなく、手を動かしてる間いろんな感情が部屋全体に浮遊しているよう。

過去の記憶が脳裏をぐるぐるぐるぐる。小さい頃の習慣や学生の頃先生に叱られた時や褒めてもらえた時の言葉だったり
今頃になってあの時あの人がわたしに言った言葉はこんな意味だったのかと繋がることがある。
時を超えて、言葉の重みに気づく。その人たちにはもう簡単には会えなくなってしまったのに。
そうなったのも、すべて自分の選択してきたことで。

離れているからこそ分かることがある。そう思う事にする。
振り返るのはまだ早すぎる。未熟だからきっとすぐ戻りたくなるでしょう。

時間をかけて厚みを増した自分を見てほしい。只今、意地っ張りが顔を出してます。でも困った事にそんな自分は嫌いじゃない。

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